left_aloneのブログ

適当に書いてます…f(^_^;)

所有と唯一無二

2021/10/31(日)

時代は令和になりました。

地上波2チャンネルのテレビ番組で、海外の歴史学者の方が話されていた内容に興味をひかれました。番組のあとインターネットで検索してみると、その方はベストセラー作家でもあると書かれてました。。

番組は途中から少しだけ視たのですが、その内容は人類が様々なものを所有・支配するようになったという話でした。

最初に始まったのは人類による物の所有。次は人類による人類以外の生物の所有、つまり家畜の始まり。その次は人類による人類の所有、つまり奴隷の始まり。その次は男性による女性の所有、つまり男尊女卑の始まり。

物を所有して良いのなら、生物も所有して良いだろう。家畜を所有して良いのなら、強い者が弱い者を所有しても良いだろう。奴隷を所有して良いのなら男性が女性を所有しても良いだろう‥ 、というようなことをおっしゃってらしたと思います。

所有という行為をここまで深く考えてなかったです。何も関係ないですが、私は単車を所有したい誘惑にかられている最中です。

私は家畜やペットを飼うことを、道徳的に悪いと認識したことはありません。食用にすることも同じです。肉食動物を道徳的に悪いと認識したこともありません。

奴隷や男尊女卑については、道徳的に悪いことだと認識していました。しかし物を所有するという行為が、非人道的行為に連鎖するとは考えたことがなかったです。今まで知らなかった新しい考え方にふれた興奮を味わいました。

番組では宗教にも触れていました。神を唯一無二で絶対なものだという考え方では、他の神を絶対に認められません。神は人間のフィクションだと認識すれば、唯一無二で絶対の存在ではないとわかるはずです。そうなれば他の宗教も受け入れられるかも知れないという話でした。

大多数の日本人は宗教にこだわりが少ないと私は感じてます。しかし海外には宗教に強いこだわりがあるときいてます。無神論者や無宗教主義者は、無知だとか野蛮な人間というふうにに考えられている地域や価値観があるともきいてます。

神が唯一無二で絶対の存在だという考え方は、非論理的な考え方だと思います。唯一無二で絶対が複数あるのはありえないですからね。神や宗教が人間のフィクション・創造物だという当たり前ことを認めない限り、話し合いになりません。

日本は政教分離になって本当に良かった。宗教が権力維持の道具になるのは御免です。詐欺の道具になるのも御免です。